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ALS啓発・ボーダレスな音楽フェス「MOVE FES. 2024」過去最大規模で開催


MOVE FES. 2024 見どころ

  1. 世界で初めて身体拡張パフォーマンスを組み込んだライブ演出
    脳波でロボットアームを操作 / 筋電センサーでデジタルアバターをコントロール

  2. 客席で脳波テクノロジーを体験できる限定チケットも販売

  3. ALSクリエイター 武藤将胤が視線入力でデザイン・制作した楽曲&アパレル


ALS啓発のための音楽フェス「MOVE FES.」は2016年にスタートし、今年が7度目の開催。ALS患者でありながらクリエイター・アーティストとして活動を続ける、WITH ALS代表の武藤将胤が企画・演出を務めます。今回も昨年に引き続き、現地会場に加えてオンライン配信・メタバース会場でのハイブリッド開催。



① 身体拡張パフォーマンスを組み込んだライブ演出

武藤将胤自身が視線コントロールでDJ・VJを操作する「EYE VDJ MASA」のライブステージでは、筋電センサーでコントロールするデジタルアバターや、脳波でコントロールするロボットアーム演出など、最先端のテクノロジーを融合した世界初の身体拡張ライブに挑戦します。

また、EYE VDJ MASAのステージ楽曲は、すべて視線入力で作詞作曲したオリジナルです。


『ARS ELECTRONICA2023』にて EYE VDJ&デジタルアバターのライブパフォーマンスを初披露『ARS ELECTRONICA2023』にて EYE VDJ&デジタルアバターのライブパフォーマンスを初披露

『ちょっと先の面白い未来2023』にて︎ EYE VDJ&ロボットアームライブパフォーマンスを世界初披露『ちょっと先の面白い未来2023』にて︎ EYE VDJ&ロボットアームライブパフォーマンスを世界初披露


② 客席で脳波テクノロジーを体験できる限定チケットも販売

今回初の試みとして、脳波テクノロジーを客席で体験していただけるプレミアムシートを数量限定でご用意しました。専用デバイスで脳波を読み取り、数値変換を経由して、リアルタイムで「脳波」を「光」に変換することで感情を表現します。※「EMOLIGHT」アプリケーションの技術を活用。


今回提供するプレミアムシートでは、4名様のグループ席に1台の体験デバイスをご用意。

デバイスを装着した代表ユーザーの感情変化が、光の色によって分かりやすく、リアルタイムにタブレットに表示されます。さらに同じデータがWebページを経由してスマートフォンでも確認できるため、目の前の仲間の感情変化がお手元でリアルタイムに共有されます。

このテクノロジーを使って言葉やジェスチャーや表情を使わずとも、感情や気持ちを表現・共有することができる、新しいコミュニケーションの形をご体験いただけます。



③ アーティストによるライブステージ、最先端のALSトークショー

ステージには、MOVE FES.の趣旨に賛同したアーティストが出演。

出演アーティストは、クリエイティブユニット『BORDERLESS RECORDS』で共に活動し今年30周年を迎えた清春、 これまで数々の楽曲を共に制作してきた今年15周年のandrop・内澤崇仁、MOVE FES. 初年度から毎年出演してくれるHOME MADE家族・KURO、コラボ曲を日本一の車いすバスケチームの公式応援ソングに起用いただいたNOBU、東京パラリンピック開会式で共演した和合由依、車椅子ダンサーの仲間のかんばらけんた


M++DANCERSによるLEDリボン&LEDフラッグを駆使した光を操るダンスパフォーマンスでは、視覚でも音楽を楽しんでいただけます。さらにシンガーソングライター・Celeina Annとの楽曲コラボや、東京パラリンピック閉会式に出演した白杖ダンサー・MORIKO JAPANの初出演も決定。

『MOVE FES.2023 Supported by AIRU』『MOVE FES.2023 Supported by AIRU』

『MOVE FES.2023 Supported by AIRU』『MOVE FES.2023 Supported by AIRU』

そのほか、VRアーティスト・せきぐちあいみ氏とのコラボVRアート・ライブペイントをお披露目予定。メタバースやVRアートの世界について、私たちは、寝たきり状態になったALS患者にとっても新たな創作の場になりうると考え、VRやメタバースの研究に取り組んでいます。

MOVE FES.2024用の オリジナルメタバース会場の様子MOVE FES.2024用の オリジナルメタバース会場の様子

『MOVE FES.2023 Supported by AIRU』にて コラボVRアートをステージで披露『MOVE FES.2023 Supported by AIRU』にて コラボVRアートをステージで披露


日本から世界へ向けてALSの最前線を紹介するALSトークショーでは、テクノロジー分野とALS治療薬研究開発のファンドレイジング活動の分野からゲストを招いて対談を行います。


テクノロジー分野からは、分身ロボット開発者の吉藤オリィ氏(WITH ALS技術顧問 / オリィ研究所)、 脳波コミュニケーションツールを共に研究開発している荻野幹人氏(東京大学大学院特任研究員・WITH ALS脳科学技術アドバイザー)、ロボットアームなど身体拡張研究を共に進める南澤孝太氏(慶応義塾大学大学院メディア研究科教授 / 科学技術振興機構ムーンショット型研究開発事業・Cybernetic being Project プロジェクトマネージャー)、VR・メタバース領域で活躍するせきぐちあいみ氏(VRアーティスト)が、治療薬研究開発のファンドレイジングの分野からは、 漫画『宇宙兄弟』から始まったALSの治療方法を見つけるための研究開発費を集める活動を行う黒川久里子氏(WITH ALSファンドレイジングパートナー・せりか基金代表)が登壇。平野裕加里氏・武藤将胤ナビゲートのもと、ALS支援の最前線について対談します。



  • ▼ 6月12日(水)、新曲『SURPRISE THE WORLD』をリリース!

    「MOVE FES. 2024」で披露するオリジナル楽曲を、当日に向けて順次デジタルリリースしてまいります。


    第一弾となる楽曲発表は、『SURPRISE THE WORLD』

    車椅子ダンサー・かんばらけんたと白杖ダンサー・MORIKO JAPANとのコラボステージのために制作した一曲です。多様でボーダレスな表現を世界中で披露する三人のアーティスト。「一緒に世界を驚かせてやろうぜ!」という想いを込めて、特別なステージを想像しながら、力づよい楽曲に仕上げました。

    デジタルリリース:https://ssm.lnk.to/SURPRISETHEWORLD



④ 分身ロボットを通じて障がいを持つパイロットが遠隔接客、ボーダレスアパレルを販売

現地会場では、分身ロボット「OriHime」とタッグを組んだ「01 ROBOT POP-UP STORE」をオープン。ボーダレスウェアを展開するWITH ALSのアパレルブランド「01 BORDERLESS WEAR」を、障がいを持つパイロットたちが遠隔操作で接客・販売します。


OriHimeパイロットの接客は、商品説明だけでなく自己紹介や雑談も交えながら行っており、来場した皆さまには毎年ユニークな購入体験を楽しんでいただいています。

MOVE FES.2023での 「01 ROBOT POP-UP STORE」接客の様子MOVE FES.2023での 「01 ROBOT POP-UP STORE」接客の様子


今年は、合計4ラインの新作コレクションを制作中。

「REASON OF BIRTH」シリーズは、9月発表予定のandrop.とのコラボ新曲に合わせたチャリティーアパレル。武藤が第一子を授かったことをきっかけに、世界に一つだけのオリジナルバーコードをコンセプトに据えました。

「REASON OF BIRTH」シリーズ「REASON OF BIRTH」シリーズ

「DIFFERENT」シリーズは、10月発表予定のCeleina Annとのコラボ新曲に合わせたチャリティーアイテムコレクション。 「多様な違いを力に変えていける社会を創造していきたい」という願いを込めて、多種多様な個性を表現したDIFFERENTフラワーアートを制作。

「DIFFERENT」シリーズ「DIFFERENT」シリーズ

「MOVE FES.」シリーズは、毎年恒例フェス限定販売デザイン。スウェットには、武藤目描きの力強い「MOVE」の文字を胸元に刺繡しました。

「MOVE FES.」シリーズ「MOVE FES.」シリーズ

ライダースジャケットは、ユニバーサルファッションブランド「NUD.」とタッグを組み、袖に武藤が目描きでデザインした「LIVE YOUR LIFE」のメッセージをプリント。障がいの有無に関わらず、真に「誰でも着られる」ファッションを目指しました。

ライダースジャケットライダースジャケット

今期発表のアパレルは、すべて武藤が視線入力でデザイン。収益の一部がALSの治療方法研究開発費用として寄付されるチャリティーアイテムです。


  • ▼ 6月14日(金)、数量限定・ライダースジャケット受注販売開始!

    新作アパレルコレクションのうちNUD.とのコラボライダースジャケットのみ、数量限定で受注販売開始いたします。


    NUD.が提唱する次世代のユニバーサルデザインは、「障がいのある方に必要な機能を新たなスタイルにシフト」する発想。高級感と軽量さを兼ね備えた至極の合皮レザーの採用・ディティールの工夫で「着やすさ」を「存在感」に、背中側の生地を開閉可能にするリング型シルバー・ジップの採用で「介助者の着せやすさ」を「高級感」にシフト。他にも、着ながら注射できる腕部分のジップや、手が入れやすいポケットの位置など、様々な工夫を凝らしました。

    機能性を新たなスタイルにシフトした唯一無二のライダースジャケットで、“あなたならではの人生”を応援します。


    ・商品ページ:https://01borderlesswear.stores.jp/items/665704b2827c0200380bb738

着せやすい背面ジップ着せやすい背面ジップ



「MOVE FES. 2024」


「MOVE FES.」とは:

「MOVE FES.」は、 ALSの啓発とボーダレスなエンターテインメント体験の創出を目的に、2016年に始まった音楽イベント。 ALS患者でありながらクリエイター・アーティストとして活動を続ける武藤将胤が、自身で企画・演出を務めます。これまで、脳波で想いをラップする「BRAIN RAP」、ユニバーサルファッションのランウェイなど、数々の新たな試みを行ってきました。


2024年開催のコンセプト:

今回のテーマは、『WE CAN EXPAND. 僕らは拡張できる。』

このコンセプトを軸に、MUSIC LIVE・ALS TALK SHOW・TECHNOLOGY・MEDIA ART、それぞれのコンテンツを通じて、メッセージを皆さんの心に届けます。


これまでは、「ALSになると身体が動かせなくなる。そんな未来なら延命なんてしたくない。」世界中の人にそう思われ、全世界で約9割の人が延命を諦めてきました。僕らは、テクノロジーの力と人間の持つクリエイティブの力を掛け合わせることで、そんな固定概念を覆し、新しい身体拡張の未来を切り拓きます。


視線や脳波、筋電センサーで自身のアバターやロボットアームを操作できる未来がもう目の前にあります。

僕らはまだまだ身体を拡張できる。 ALSが治せるその日まで、自分らしく生きて、共に辿り着きましょう。


開催概要

イベント名 : MOVE FES. 2024

会        場 : LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)(〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町1-1)

日        程 : 2024年 11月 24日(日) 16:30 〜 20:30予定(15:00開場予定)

主        催 :一般社団法人WITH ALS

問い合わせ:info@withals.net


チケットは、クラウドファンディングサイトからご購入いただけます。

サイトURL:https://camp-fire.jp/projects/view/757014



プロフィール

武藤将胤

一般社団法人WITH ALS 代表理事 / COMMUNICATION CREATOR / EYE VDJ / 株式会社オリィ研究所 当事者顧問

37歳、ALS患者。ALSの課題解決を起点に、クリエイティブの力でBORDERLESSな社会を創造することをミッションに活動している。全ての人が自分らしく挑戦出来るBORDERLESSな社会を目指して、エンターテイメント、テクノロジー、介護の3つの領域で、課題解決に取り組んでいる。

クリエイターとして、2020年東京パラリンピック開会式や2022年CANNES LIONS、2024年SXSW出演など国際イベントにも多数出演。「EYE VDJ MASA」名義で様々なアーティストとコラボレーション作品を制作する。



WITH ALSについてhttp://withals.com/

一般社団法人WITH ALSは、自身のALS闘病体験を通じて、世界中にALSを周知し、認知・理解を拡大させることで、治療方法や支援制度を向上させることを目的とするALS啓発団体。「ALSの課題解決を起点にすべての人が自分らしく挑戦出来るボーダレスな社会を創造すること」をミッションに、エンターテイメント・テクノロジー・ヒューマンケア(介護)の領域で活動。また、ALS患者その家族、非患者のQOL向上に貢献する、コンテンツ開発・支援活動を様々な方法で実施する。


難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)は、 2024年現在、有効な治療法が確立されていない指定難病。意識や五感は正常のまま身体が動かなくなり、やがて呼吸障害を引き起こす。延命のためには、人口呼吸器が必要。平均余命は、3〜5年。呼吸器を装着する事で生きることはできるが、身体能力に加え発話能力も失っていく。現在年間約10万人に1人が発症しており、世界で約40万人、日本には約1万人の患者がいる。

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