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シブヤスタートアップス株
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グローバルスタートアップ育成機関「シブヤスタートアップス株式会社」の設立について
左から熊谷正寿、岡田正志、渡部志保、髙橋俊之、長谷部健(※敬称略)
渋谷区(代表者区長:長谷部健 以下、渋谷区)、東急株式会社(代表取締役社長:髙橋和夫 以下、東急)、東急不動産株式会社(代表取締役社長:岡田正志 以下、東急不動産)、GMOインターネットグループ株式会社(代表取締役グループ代表:熊谷正寿 以下、GMOインターネットグループ)は、
渋谷に国際的なスタートアップ・コミュニティーを誕生させ、育むことを目指し「シブヤスタートアップス株式会社(以下、シブヤスタートアップス)」を2月下旬に設立することが決定。
渋谷では、90年代後半のIT企業が渋谷駅周辺に集積した時点のコミュニティが原点となり、現在では2,000社を超えるスタートアップが渋谷に拠点を構え、日本国内で最大級のスタートアップ・コミュニティーが形成されています。
一方で、日本最大級のスタートアップ・コミュニティーを有しながらも国際競争力を持った国際的成功を収めるスタートアップが生まれていないことは渋谷だけでなく、日本全国の課題でもあります。また、岸田政権が進める「新しい資本主義」の実現に向けて作成した「スタートアップ5か年計画」の中でも「ガラパゴス的思考に陥ることなく、グローバル市場に果敢に挑戦するスタートアップを生み出していくという視点を持つこと」と謳われており、国際的なスタートアップ・コミュニティーを構築していくことが経済の発展には必要となっています。
渋谷区は、このような課題解決に向けて世界の先進自治体と同様に、官民で連携した環境整備が必要だと考え、東急、東急不動産、GMOインターネットグループと合弁会社設立に関する契約を締結いたしました。
シブヤスタートアップスは、スタートアップの成長にとって最大の価値を提供し、育成してまいります。これにより、新しいアイデア・技術を持つ多様なスタートアップや高度人材を渋谷に集め、世界的成功を収めるスタートアップを生むことで、国際的なスタートアップ・コミュニティーの誕生を実現してまいります。
シブヤスタートアップスの事業推進によって、日本最大級のスタートアップ・コミュニティーをさらに発展させ、国際的なイノベーションが起きる街を目指し、国際競争力を持った新産業や雇用の創出などを通じて渋谷の地域経済の発展に寄与していきます。
■新会社の事業内容
1.スタートアップ向けの育成プログラム事業
2.コンサルタント事業
3.その他スタートアップ支援を目的とする事業
■新会社の体制
1.グローバル企業の勤務経験や国内外問わず多くのスタートアップのアドバイザーを務めた経験がある渡部志保氏が代表取締役社長に就任し、幅広いネットワークを生かして事業を推進します。
2.渋谷区は新会社の事業の遂行を監督するとともに、渋谷区が実施する実証実験支援事業「Innovation for New Normal from Shibuya」等のスタートアップ実証実験事業との連携によって、スタートアップの成長を支援し、区民の生活を豊かにするイノベーションを生み出します。
3.東急、東急不動産、GMOインターネットグループの培ってきたネットワークや事業ノウハウを活かしてシブヤスタートアップスの事業をバックアップし、スタートアップの成長を支援します。
■出資各者の思い
【渋谷区】
渋谷区は2020年からスタートアップ支援事業をスタートし、これまで実証実験支援、環境整備、グローバル化推進等の様々な事業を推進してきました。今回設立する「シブヤスタートアップス株式会社」は、渋谷のスタートアップ・コミュニティーを世界の名だたる都市に並ぶレベルまで発展させることを目指し、国内外のスタートアップを育成することを目的に設立した組織です。スタートアップ支援には官民連携が不可欠であり、渋谷駅前を筆頭に渋谷のまちづくりを手掛ける東急様・東急不動産様、渋谷のビットバレーを象徴する企業であるGMOインターネットグループ様といった渋谷を代表する企業と連携して取り組めることを嬉しく思っております。各者のもつ知見・リソースを駆使すれば今までにない事業を実施できると考えております。本組織の事業によって、渋谷のスタートアップ・コミュニティーが更に強化され、生まれたイノベーションをまちに実装することで渋谷区民の方々の生活が更に豊かになることを目指してまいります。
【東急】
東急はこれまで「東急アライアンスプラットフォーム」というスタートアップ企業との共創プログラムや、「渋谷スクランブルスクエア」内に設置した共創施設「SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)」などの拠点におけるスタートアップ・コミュニティーの形成を通じて、産業育成、イノベーション創発の促進に努めてきました。「シブヤスタートアップス株式会社」設立は、渋谷のスタートアップエコシステムの更なる発展に向けて、グローバルレベルでの新しい仕掛けを官民連携で支えていくという画期的な取り組みであり、まちの発展を一層加速させると期待しています。この取り組みを通じ渋谷に集まる新たなプレイヤーたちと協力しながら、東急グループが掲げる「エンタテイメントシティSHIBUYA」の実現、Greater Shibuya(広域渋谷圏)エリアの面的魅力向上に向けたまちづくりを推進してまいります。
【東急不動産】
東急不動産は、広域渋谷圏において「渋谷駅桜丘口地区再開発」「神宮前六丁目地区再開発」「代官山町プロジェクト」「代々木公園Park-PFI計画」の4プロジェクトの開発を推進しており、今年・来年は、これらが竣工を迎える節目のタイミングです。これまで様々なカルチャーやビジネスを生み出してきた渋谷に、将来性のあるスタートアップやイノベーションを求める企業を誘引することが革新的なビジネスの誕生に繋がると考え、スタートアップ関係者の皆様との連携を深めてまいりました。これまでもシリコンバレーを拠点とする「Plug and Play社」との共創や、スタートアップ向けスモールオフィス「GUILD」の開設、昨年は「渋谷SAUNAS」を開業するなど、渋谷のスタートアップ・コミュニティーの創発に努めています。今後も新たな産業が生まれ続ける魅力的なまちを目指し、本取り組みを通じて集まるプレイヤーの皆さんと共に、渋谷を盛り上げてまいります。
【GMOインターネットグループ】
GMOインターネットグループは1995年にインターネット事業を開始し、これまで渋谷に根付き事業活動をさせていただいております。現在では、インターネットインフラ事業、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、暗号資産事業を展開する総合インターネットグループに成長させていただきました。そのため、渋谷とともに成長させていただいた企業グループとして、「国際的なスタートアップ・コミュニティーを渋谷に誕生させたい」という渋谷区の想いに強く賛同し、このたびシブヤスタートアップスに参画させていただくことといたしました。私共が持つ、総合的なインターネットにかかわる知見をシブヤスタートアップスのプログラムを通じて提供することで、世界中の起業家が渋谷に集まり、多くの笑顔と感動を生みだすことを応援してまいります。
■シブヤスタートアップス株式会社について
社名:シブヤスタートアップス株式会社
代表:渡部志保
資本金:1億7,000万円(資本準備金含む)
資本構成:渋谷区、東急、東急不動産、GMOインターネットグループ
所在地:東京都渋谷区
設立:令和5年2月下旬予定
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