Crew Ceno Company, Ltd. Ceo RYO ISHIKAWA

Oct 11, 2022

RYO ISHIKAWA

RYO ISHIKAWA Ceno Company, Ltd. Ceo

石川涼株式会社せーの代表取締役

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3）石川涼氏のターニングポイントとは？

INTERVIEW (3/3)

現場・実践から学び続け、独自の成長を続ける
石川氏の仕事術とは？

Photography By Yuichiro Nomoto
Direction By PROJECT ONE

後編

《パーソナル質問》

今チャレンジしていること、チャレンジしたいことはありますか？あればぜひ教えてください。

アジアを代表するブランドを創ること。みんながやれていないことですし、地球の半分はアジア人ですからね。

ファッション業界はアメリカやヨーロッパの影響を無視できない状況ですからね。

そんなの無視していいと思っています。そういうことを言える人がこれまでいなかったし、アジアの服がカッコいいと言える人がいないから、その状況は変えていきたいですよね。

今のお仕事に就いた動機/理由を教えてください。

服が好きだったから…ですかね。というか、当時の僕にはそれくらいしかなかったんですよ。

ターニングポイントがあれば教えてください。

23年間会社を経営して、3回ほど会社が潰れそうになったことがあります。海外戦略を始めたときに2回目が訪れました。僕が海外メインの2拠点生活を送ることになって、行ったり来たりしているうちに会社がおかしくなってしまった。それを乗り越えられたから今があるのかなと思いますし、それがなかったら#FR2も生まれなかったと思います。

立て直しにどのくらいかかりましたか？

1年間くらいですかね。スタッフが現場での様々な判断をできなくなっていったんですね。いい意味で、任せてるだけじゃダメなんだなって。だからある程度のステージに上がるまで一緒にやって、それから任せるのがいいのかなって思えるようになりました。

それで#FR2 DOKOも、毎回現場に同行しているんですね。

そうです。（新しい取り組みなので）気付きがあれば、その場で修正できるので。

10代の夢（理想・目標）を教えてください。

何も考えてなかったかな…..。1つだけ確かだったのは、このまま田舎で生き続けるのは嫌だってこと。何もないところで育ったので、何でもいいからチャレンジしたいとは漠然と思っていました。

今の夢（理想・目標）を教えてください。

重複しますが、アジアを代表するブランドを創ることです。外の人たちにどうやって愛されるか。最終的には服じゃなくてもいいんですけど、IPで世界に挑戦したいと思っています。

《渋谷(区)について》

石川さんにとって渋谷(区)とはどんな場所ですか？

今となっては全てですね。渋谷(区)がなかったら今の自分はないと思っています。アメリカン・ドリームではなく、シブヤ・ドリーム（笑）。

渋谷(区)にどんな街であって欲しいですか？

極端な話だけど、渋谷だけ治外法権でもいいと思ってて。若い子にとっての無法地帯みたいな場所がいい。制約が多すぎると新しいものが生まれにくいじゃないですか。だから、渋谷だけが自由で、誰も捕まらない町でもいいんじゃないかなって（笑）。倫理的に考えて何でもアリは無理だけど、新しく挑戦する人たちを受け入れるような街であって欲しいというか。そんな土壌が出来上がると特別な街になるんじゃないかな。

街の景色も変わりましたね。

そうですね。今、「渋谷ヒカリエ」の場所って映画館だったんですよ。屋上にプラネタリウムがあって。渋谷駅から空中に通路があってアクセスできたんですけど、あそこって僕の上京後初のデートスポットだったんですよね（笑）。