Crew PR / CreativeDirector Miura Takahiro
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Miura Takahiro
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《後編》The Breakthrough Company GO 代表取締役 PR/CreativeDirector
Profile
1983年東京都生まれ。The Breakthrough Company GO 代表取締役、 PR・クリエイティブディレクター。博報堂、TBWA\HAKUHODOを経て2017年に独立。 日本PR大賞、Campaign ASIA Young Achiever of the Year、ADFEST、フジサンケイグループ広告大賞、グッドデザイン賞、カンヌライオンズ・国際クリエイティビティ・フェスティバル、ACC賞クリエイティブイノベーション部門グランプリなど受賞
Photography By Kazunobu Yamada
Direction By PROJECT ONE
《後編》
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Interview
三浦さんが大切にしている言葉があれば教えてください。
フランスの哲学者アランの『幸福論』から「悲観は気分で楽観は意志」。
あとは、青木真也の話なんですけど、彼が若い頃、自分よりもはるかに強い相手と戦うことがあって、「100回やったら、99回相手が勝つし、自分は1回しか勝てない、だったらその1回を俺は最初に持ってくる」って。めちゃくちゃいいなと思って、こういう考え方で仕事をしていますね。1回勝てばもう、それで終わりだから。強い弱い関係ないんですよね。
自分の言葉でいうと、「答え合わせはまだ先」。
いま自分が思っていた自分になれてなかったとしても、「答え合わせはまだ先、今が人生の答えじゃない」っていうのは自分自身でもよく、うまくいかない時なんかに思います。
目標にしてる人、または憧れてる人がいたら教えてください。
尊敬する人は多くて、社員のことも尊敬してますけど、目指している人はいないかな。
三浦さんらしさみたいなところはどんなところがありますか。
メンヘラだけど元気。
何か自慢できることがあれば教えてください。
めっちゃ運動神経いいんですよ。足も速いし、体重100kgでこんなに動ける奴はそういないと思います。(笑)
今チャレンジしてること、チャレンジしたいことがあれば教えてください。
GOを世界一の“成長し続ける”クリエイティブカンパニーにすること。
世界一とか、成長し続けるっていうことを明確に言語化したのは今年ですね。
成長し続けるということがものすごく大事で。日本ってクリエイターの会社がないんですよ。電通も博報堂も、クリエイターがいるメディアの会社なので。あくまでクリエイティブは無料サービスでしかない。それに対して、クリエイターが稼いで、クリエイターが社会に価値を提供する会社って日本にまだないんですよ。電通の下請けのような感じではいくつかありますが。個体として電通、博報堂など大手からの資本一切なしで、独立してクリエイティブカンパニーとして成長し続ける会社ってないんです。大手の力を借りずに成長し続ける会社を創ることができて初めて、クリエイティブの価値を社会に認めさせることができるんだと思います。
もうひとつ、世界一とは何故かというと、いまうちってクリエイティブブティックっていうクリエイターがいる小さい会社のなかではいちばん売上や利益がでかいんです。とはいえ、まだまだ全然小さい。マッキンゼーってグローバルで売上が1兆円あるんですよ。世界最大の知的産業がコンサルって嫌なんです。コンサルって整理することなんです。生み出すこととか、意味を創ることじゃないから、世界最高の知的産業はクリエイティブであるべきだというのが、僕の考え。整理することよりも、生み出すことや価値を創ることが評価される社会にしたいんですよ。だからうちがマッキンゼーを越えないといけないなと思っているので、世界一を目指します。佐藤可士和さんは天才だし、秋元康さんや糸井重里さんみたいな人もいますけど、僕は天才ではなく革命家として、クリエイターや広告の価値を上げたいと思っています。
三浦さん自体がプレイヤーとして相当な努力を重ねかなり活躍していると思います。そういう飛び抜けて結果を出す人は、人を育てるのが苦手な気がするのですが、チャレンジしているのは、チームを育てるということですよね?
そうです。
それって最初からそういう意識?それとも年々ですか?
最初から僕1人で勝つつもりはないんで。
もともとみんなでっていう意識?
そうです。自分だけの事務所にする気はなかった。
でも人を育てるってめちゃくちゃ難しくないですか。何か掴んでるんですか?
掴んでます。僕自身って才能があるわけではなくて、すごい研究や努力して今のポジションになったと思ってて、ある程度は再現できるという印象があります。そのやり方まで話すと長くなっちゃうんで。
了解しました。それでは大卒後に、広告代理店に行こうと思った動機を教えてください。
大学の時は小説家になりたかったんです。世の中に何か大きい変化を起こすようなことがやりたくて。表現者か政治家かどっちかだなと思ったときに、表現者になりたいなと。でも、ひとりでやるのは嫌だったんです。寂しいし飽きちゃうから。みんなで表現して世の中を変える仕事がしたいと思って、広告がいいんじゃないかと。そうすると、業界1位がいいと思って電通を目指したんですよね。
ターニングポイントがあれば教えてください。
たくさんありますね。絞るとしたら、ひとつは小学生の時に親が破産して、渋谷区から板橋区に夜逃げしたこと。もうひとつは会社を創ったこと。経営者になった瞬間ってやっぱり違いますね。
そんなに大変な時期があったんですね。
次の質問、10代の頃の夢を教えてください。
小説家。
今の夢を教えてください。
GOを世界一のクリエイティブカンパニーにするということと、僕自身が世界でいちばん大きくて難しい問題を解く人になりたい。戦争ってどうやったらなくせるの?とか。誰に聞くっていった時に「一度三浦にも聞いてみる?」って思われたい。
三浦さんにとって渋谷とはどんな場所ですか。
生まれ故郷かな。好きですよ。区長の長谷部さんやSIW(SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA)エグゼクティブプロデューサーの金山さんも知り合いだし。いまだにやっぱり若い子って渋谷で何かやるじゃないですか。渋谷のTSUTAYAの前がラッパーにとって自分をアピールする最大の聖地だから。実験することが許されている場所という感じがして好きですね。
渋谷区に今後どんな街であってほしいですか、どんな街にしたいですか?
エンタメ、政治、カルチャー、どんな分野であれどんどん実験してほしい。いちばん過激な実験をしてほしいですね。
渋谷で「こんな楽しいことしたい」というアイデアがあればお願いします。
区長の立候補資格を20代に絞るとか、都議会議員の比率を半分以上20代にするとか。強制的に実験が生まれる街にした方がいいと思います。いま以上に。
渋谷でデートするなら、デートプランお願いします。
三浦: 表参道でめっちゃ服買ってあげて、ミシュラン二つ星の寿司屋「くろ崎」の奥の部屋を貸し切りにして、最後はセルリアン。ここですよね。(笑)
Style
本日のコーデポイントについて。
ポイントは特にないですが、だいたいスウェットパンツとGOのオフシャルTシャツ&オフィシャルキャップですね。冬はそれにダウン。今日はいつものTシャツと違うんですけど、ONEHUNDRED ATHLETICっていう、格闘家の宇野薫さんのブランドです。パンツはTHE NORTH FACEとGUCCIのコラボ。時計はMONCLERとG-SHOCKのコラボ。ブレスレットはLouis Vuittonで先日亡くなってしまったヴァージル・アブローのファーストコレクションです。スニーカーはNIKE。僕、基本エアーが入っている靴しか履かないんですよ。体重が100kgあるので、エアーがないと膝が痛くなるという極めて現実的な理由で。イメージ的には、いつでもストリートファイトできるっていう基準で服を選んでいます。いつ後ろから肩を掴まれて、路上で喧嘩になってもOK、そういう気持ちで選んでいますね。(笑)勿論喧嘩なんてしませんけど。
帽子もTシャツもコラボってことは売ってたりするんですか。
売ってます。
どこで売ってるんですか。自社にECもあるんですか。
あるんですよ。結構売れてますよ。
(EC:https://shop.gogear.jp/)
それは面白いですね。
三浦さんにとってファッションとはどういう存在ですか。
スイッチだと思います。今日は戦うぞ、とか。今日はChillするぞ、とか。自分のアティテュードを切り替えるスイッチのようなものですね。
例えばすごい重要なプレゼンみたいな時っていうのは、何かそれ用のスイッチを入れにいくスタイルみたいなのはあったりするんですか。
いや、いつもの格好ですよ、オンだったら100億かかってようが、300万だろうが、目の前のお客様の答えを出すってことなんで、スイッチというのは同じです。仕事か仕事じゃないか以外で、大事な仕事、大事じゃない仕事っていうのはないっすね。
なるほどですね。
全部、ナイフで刺されようが、拳銃で撃たれようが、車に轢かれようが、死ぬか生きるかは一緒じゃないですか。すごいやばい奴のインタビューみたいになってますね。(笑)
誰と、何と戦ってるんだ、みたいな。(笑笑)
そうっすね。(笑)
前編はこちら
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ぜひご覧ください^^
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