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1)Contact フォトレポート
”The Last Dance”


Contactは、2016年4月1日のグランドオープンから、800組以上の海外アーティストと、2800組にのぼる国内アーティストを招いてきた。

駅からすぐの立地で、毎週末のようにワールドクラスが出演する、ミュージックフリークと世界とをつなぐハブとしての役割を担い、空白スペースにフィットする形で、渋谷のクラブシーンの一部となった。

Contact最後の夜は、
ポリリズムトライバルの最高峰Shackletonと、デトロイトハウスの天才Jay Danielを招く。

先日、ロンドンの音楽史に多大な影響を与える〈Honest Jon’s Records〉から7作目、自身単独では4年ぶりとなる新作「THE MAJESTIC YES」を発表したShackleton。今作や、名門〈Perlon〉、自らのレーベル〈Skull Disco〉からの数々のリリースで見せてきた、対位法を用いたミニマルミュージックや複合的なポリリズム、ダブ、現代音楽、民俗音楽からの影響を、自身の脈絡で融合させる、カルティックなまでのオリジナルなスタイルは、変動を繰り返すエレクトロニックミュージックシーン中で絶大な信頼を得ている。Studio Xにラインナップする、悪魔の沼、DJ mew、Occaといった、完璧とさえいえるレフトフィールドの名手の召集は、最新の構造と感覚と没入感、エレクトロニックミュージックの深い悦びを堪能する、Contactが描く理想といっていい。

Theo Parrishに見出された才能Jay Danielは、Theoのレーベル〈SOUND SIGNATURE〉からデビューして以降、着実にトップクラスへの階段を上っている。感覚的でフリーフォームなリズム構築や、即興性、スピリチュアルな要素などが、モダンなサウンドメイクと交差する、高い次元でのハウスミュージックを聴くことができる。Contactフロアでも、Moodman、Chida、EMARLE、Akieといったオルタナティヴのトップクラスが並び、Jay Danielのフロアデザインを最大化させるうえの最良のラインップが成功した。

パンデミックの直撃を受けながらも、お客様、アーティスト、関係者の皆様に支えられてきた6年と169日。Contact最後の夜。



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