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ミラーライアーフィルムズ 山田孝之 × 阿部進之介 × 伊藤主税 × 松田一輝

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ミラーライアーフィルムズ (山田孝之 × 阿部進之介 × 伊藤主税 × 松田一輝)

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-特集- 渋谷カルチャーの明日 《前編》 『MIRRORLIAR FILMS』は日本の映画シーンを変えうるか⁉︎



ー特集ー

2021年、渋谷カルチャーの明日

長引くコロナ禍、
カルチャーの息吹を絶やさないために、世界中はもとより、ここ渋谷でも多くの人たちがそれぞれに努力を続けている。 カルチャーを繋ぎ止めたいと願う人たちの声、そして彼らが見据える未来図とは?

本特集では2021年9月10月に渋谷で開催されるカルチャーイベントに注目しながら、《今》できることについて、そしてこの街のカルチャーの《明日》について考える。

こんな時だからこそ、映画や音楽など、カルチャーのエネルギー、ワクワクを届けたい。 コロナ禍でもアクションを起こす人たちがいま見据える未来図とは?


Interview By Rui Konno
Photography By Sakiko Adachi
Direction By PROJECT ONE

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【座談】

山田 孝之 × 阿部 進之介
伊藤 主税 × 松田 一輝

《前編》

つくり手と受け手、すべてを
巻き込む参加型プロジェクト
『MIRRORLIAR FILMS』は
日本の映画シーンを変えうるか⁉︎

遥か昔、ハリウッドの丘に大きなサインができた頃から、きっと映画業界というのは全貌が掴みにくくてどこか謎めいたものだった。ここ日本で俳優として活躍してきた山田孝之と阿部進之介は、そうした映画制作に関わる人数の膨大さや、そこで巨額のお金が動いていることを身を以て実感してきた人たちだ。

プロデューサーとして作品を裏方側からも支えてきた彼らが、志を共有できる5人の仲間を中心に立ち上げた俳優向けの情報プラットフォーム、「ミラーライアー」が発展して生まれたのが短編映画制作プロジェクト「ミラーライアーフィルムズ」。そこでは無名の監督にも新人の役者にも平等にチャンスが与えられ、受け手もそんな新たな才能の成長に加担できる仕組みが着実にできて来ている。

and picturesの伊藤主悦、KOUENの松田一輝、Foggの関根佑介という、渋谷に拠点をおいた3社の代表が参加した、前代未聞のこの動き。彼らが手掛けた初の短編映画集、『MIRRORLIAR FILMS Season1』の公開から間もないある日の夜、集った彼らにそこに込めた想いと、描いた未来予想図について語ってもらった。

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「映画業界って中が見えにくいけど、見える化したら新しい展開ができるかも知れないよね」、って。(伊藤)

−今日は関根さんが不在で山田さんは遅れて参加とのことですが、改めてこのプロジェクトが発足した経緯について聞かせてください。最初は俳優の発掘・育成を目的に俳優むけの情報プラットフォーム「ミラーライアー」をつくったと伺ったのですが。

伊藤主悦(以下伊藤):元々、阿部さんと山田さんと一緒に『デイアンドナイト』の脚本をつくっていた時期に、僕が大分県に行く機会があったんですけど、そこで俳優を目指してるっていう親子にあったんですよ。でも実際に話を聞いてみるとそのお子さんは大したレッスンも受けてないのに、300万円のお金がかかっていると聞いて。そのお母さんがミニスカートをはいてスナックで働いている姿を見て、「この状況はちょっとマズいな……」と思ったりしたことがあって、それでちゃんとした育成の必要性を感じていたんです。
それで、松田さんと一緒に映画の話をしてる時、「映画業界って中が見えにくいけど、それを見える化したら新しい展開ができるかも知れないよね」、っていう話になって。ちょうど松田さんがウェブ関係に強かったので、「企画してみませんか?」というところから始まりました。

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松田一輝(以下松田):悩んでる俳優が周りに多かったのと、日本では夢を搾取したビジネスというか、そういうワークショップやオーディションが多い中で、海外とかを見てみるとそういうレッスン関係の土壌がしっかりしているところも多くあって。ちょうどそんな時に僕の周りで、役者に寄り添ってるプロデューサーさんがいるということで主悦さんの存在を耳にして。興味を持って調べてみたら僕と同じ愛知県出身で。

―ちょっと縁を感じますよね。

松田:ハイ。それで、この方に会えば何か変わるかもしれないと思って。直近で愛知出身の人たちが東京で集まる会みたいなものがあったので、「そこに伊藤さん、来ていただけませんか?」ってSNSからダイレクトメッセージを送りました。

伊藤:フェイスブックでね。だから、一番最初のきっかけは一輝くんですよ。

松田:それでお互いの思っていることを話した時に、ITの要素が必要だよねってことになって、今日ここにはいないんですけど、Foggの関根(佑介)さんにも加わってもらえないかな、と。

伊藤:その時に僕が一緒に仕事をしていたから山田さんと阿部さんにも「こんなことを考えてるんですけど、どう思いますか?」って聞いたら、阿部さんも山田さんも「ぜひやろう」って。

松田:だからこの5人が集結したのは主悦さんがキーマンで。いなかったら成り立たなかったなって。

伊藤:そんなん初めて聞いたよ(笑)。

松田:いや、ずっと言ってますって(笑)。

阿部進之介(以下阿部):でも、今の話聞いてると松田さんの最初のアクションが一番格好いいっすね(笑)。

松田:いやいや! でも本当に想いがあって踏み出すのってすごくエネルギーがいることだけど、美しい瞬間だなと思いました。第一線で活躍されてる俳優さんおふたりが裏方の思いを知って一緒にやってくれるって言われた時には感動しましたし、おふたりがいてくれることでの広がり方って、想像をどんどん超えていくんですよ。やっぱり格好いいなってずっと思って見てます。

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知識を俳優の方が知ることでプラスになると思うし、学べる情報とかがあれば渡したい。(伊藤)

―このプロジェクトに参加していること自体が名誉なことなんですね。

松田:本当に奇跡だと思ってますよ。その中で、自分ができることは何だろうって探してる感じです。

伊藤:芸能界って本当に不透明で、映画作りでさえ、プロデューサーと俳優とで情報がまったく共有されてなかったりして、ホントにどうなってんの? って人が多かったんですよ。だけど、その知識を俳優の方が知ることでプラスになったり、正確なオーディションができたりすると思うし。学べる情報とかがあれば渡したいね、っていうことは山田さんたちとも話していて。

―すごく失礼な言い方ですけど、芸能に携わる方のプロジェクトって、全然全貌が見えてこなかったり、掲げているお題目もあんまり信憑性が無いことが多い気がしていました。綺麗事を言っても、結局利益のためなんじゃないの? って。ミラーライアーはそこがちょっと違いますよね。

阿部:いや、でも絶対に利益は大事なんですよ。ちゃんと良いものを作って、利益を出さないといけない。利益を得ることが悪だっていう考え方は、僕らにはまったく無いですよ。ちゃんと仕事として成立して、関わった人たちに良い影響を及ぼせるようなことをやろうって最初から話しています。どの仕事もそうじゃないですか。

―確かに大義だけの清貧のままじゃ続けられないですもんね。

阿部:もしかしたら日本人らしい感覚なのかもしれないですね。お金が欲しいとか、ちゃんと稼ぎたいっていうことに対して、どこかはばかられるような空気があるというか。だけどお金が欲しいと思うこととか、お金を稼ぐこととかって何も悪いことじゃないんですよ。だから僕らは堂々とみんなにとって良いシステムをつくりながら、この業界のためになることを……もっと言うと、マーケットを広げていきたい。それをみんなで分かち合うべきだと思います。

―そうやって始まったプロジェクトが、『MIRRORLIAR FILMS』という名の短編映画のオムニバスにも派生したのはどこが転機だったんですか?

伊藤:元々阿部さんとか山田さんが俳優でありながら企画したり、プロデュースをしたりしていたこともあって、他にも脚本を書きたいっていう人もいるだろうなということで、ミラーライアーの中で、作品をつくれたらいいねっていう話は当初からありました。最初はボンヤリしてたんですけど、このプロジェクトにも登録してくれている役者で増田(朋弥)くんという人がいるんですけど、その方が自分で映画を撮って、「観てください!」という風になったんです。

阿部:僕も孝之も過去に共演している方で。

伊藤:それが「作品をつくりたい人っていっぱいいるんだな」と思うきっかけになったんです。もしかしたらもっといるかも知れないぞ、と。彼がひとつ、アクションを起こしてくれたことで踏み切れたところがあります。

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つくる立場になって得られるものが多い。それは結局、当初の目標につながるじゃん、って。(阿部)

―何だか出来過ぎなくらいのストーリーですね。

伊藤:すごいんですけど、全部偶然なんですよね。

松田:それで結局、みんながやりたい方向だとかやるべきことだとか、いろんな要素を盛り込んだら今の形がいいんじゃないかって。公募して応募が来るっていう形も、作品をつくって活性化させることもつくり手の人口を増やすことにもなりますし、さらにそれを商業ベースに載せることでその業界の助けにもなるし。それって、今まで映画を撮ったりなんてしてなかった人たちについてもそうなんですよね。

阿部:僕も役者をやってて思うんですけど、同じ映画制作の現場でも、監督するのってまた全然違うんですよね。その立場になって、つくる立場になって得られるものが多い。それは結局、当初の目標の育成だったり、業界の活性化につながるじゃん、って。

伊藤:ミラーライアーは会員登録をすることで色んなサポートを受けられる仕組みにしているんですけど、6300人も俳優の方たちが登録してくれて。その上で何かを動かしたいとかチャレンジしたいとか、きっかけをつくろうとしてる一部の人たちが動いてくれたから、「あ、これは何かできるかもな」と思いましたし、「映画をつくるのって、難しいよな……」ってみなさん思ってるという印象があったので、何かきっかけさえプレゼントできればそこも動くかも、とかって考えた記憶があります。

松田:『デイアンドナイト』のころから、ずっと繋がってるような気がします。それで始まったことも、そこから話し合ってきたことも。

―山田さんのドキュメンタリー(『TAKAYUKI YAMADA DOCUMENTARY「No Pain, No Gain」』。2013年から2019年まで、約5年半を追った作品。)でも、『デイアンドナイト』の制作の背景はかなり赤裸々に描かれていましたよね。山田さんが伊藤さんに「このままだと僕と伊藤さんの関係は終わりますよ?」と迫るシーンとか、そこまで見せるんだ……と驚きました(笑)。

阿部:僕はその時知らなかったんですけど、あの時ふたりはガチで喧嘩してましたからね(笑)。でもそれくらいプロデューサーふたり(山田さんと伊藤さん)はかなり密に、腹を割ってやってました。

松田:そもそも『デイアンドナイト』はどういう経緯でみなさんご一緒されることになったんですか?

阿部:まず、僕と藤井道人監督が「映画つくろうよ」となって、その話を孝之にしたら、「俺も参加したい」って言ってくれて。「勉強したいから入れてくれ」って。そしたらその後、監督が主悦さんを連れてきた。それで、プロデューサーとして参加する上で孝之が「実際に色々やって経験したい」と。今まで全然役者としてはみられなかったところとか、映画づくりにまつわるお金のことも開示してもらって。それを孝之はスポンジのように吸収していった(笑)。

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中編はこちら



Profile

阿部 進之介
1982年生まれ。大阪府出身。2003年に「ラヴァーズ・キス」で映画デビュー。近年の出演映画に『信長協奏曲』、『栞』(榊原有佑)、『キングダム』(佐藤信介)、『新解釈・三國志』(福田雄一)、『るろうに剣心 最終章 The Final』(大友啓史)など。『デイアンドナイト』(藤井道人)では企画・原案・主演を務めた。また、ハリウッドドラマ「SHOGUN」への出演が決まり、カナダ・バンクーバーにて撮影中。放送時期は未定。


伊藤 主税
1978年生まれ、愛知県出身。and pictures代表取締役。プロデューサーとして『青の帰り道』『デイアンドナイト』『Daughters』『ゾッキ』などを手掛ける。藤井道人・上田慎一郎・三島有紀子らが参加する短編映画製作プロジェクト『DIVOC-12』も公開中。映画製作をきっかけとした地域創生を推進し、多様なクリエイターの短編製作と地域ワークショップを連携させた「MIRRORLIAR FILMS PROJECT」を始動。教育事業にも力を入れ、2020年10月よりオンライン・アクターズ・スクール「ACT芸能進学校(A芸)」を開校。


松田 一輝
1981年生まれ、愛知県出身。KOUEN代表取締役。企画、プロデュース、キャスティング業務を主軸に企業CMやMVなどの製作も行う。最近では、Z世代のクリエイターを中心としたクリエイティブにも注力している。「MIRRORLIAR FILMS」プロデュースメンバーの一人として、より映画が身近になり、様々な垣根や世代を超えて良い作品が生まれる環境、仕組み作り、世界中の人に作品が届くプロジェクトを目指している。


山田 孝之
1983 年生まれ、鹿児島県出身。1999 年に俳優デビュー。2004 年「世界の中心で、愛をさけぶ」で主演を務め、第42回ザテレビジョンドラマアカデミー賞で主演男優賞を受賞。2005 年に映画『電車男』で主演を務め、社会現象に。また、映画『デイアンドナイト』『ゾッキ』ではプロデュース、ドラマ「聖おにいさん」では製作総指揮を務めるほかミュージカル出演などその活動は多岐にわたる。





10.27 解禁
「MIRRORLIAR FILMS」
Season2 参加監督

Season1は、安藤政信、枝優花、武正晴、花田陵、三吉彩花、山 下敦弘と、一般クリエイター、⻄遼太郎、針生悠伺、藤原知之の9監督が参加し、
北京国際映画祭でのワール ドプレミア、金沢でのジャパンプレミアを経て9月17日より劇場公開。
9日間連続で日替わりゲストによる舞台挨拶を 行うなど1年間にわたるプロジェクトが華々しくスタートしました。

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大盛況の余韻が冷めやらぬ中、
Season2 の参加監督を発表!

本プロジェクトの発起人の一人でもあり、
『デイアンドナイト』では主演を務めた他、企画にも携わるなど俳優だけに留まらない活躍をみせる阿部進之介
『ラスト・ナイツ』(15) でハリ ウッド進出を果たした他、天童荒太の小説「悼む人」 のハリウッドでの実写版映画の撮影を控えている映画監督・紀里谷和明
大河ドラマ「⻘天を衝け」に出演するなど若 手実力派俳優として活躍が目覚ましい 、俳優のみならず、昨今はレトロワグラース代表としての顔も持ち、 YouTube など活動の領域を広げている 、 『幼な子われらに生まれ』(17)で第 41 回モントリオール世界映 画祭で審査員特別大賞など多数受賞した映画監督・三島有紀子
2010年より劇団「□字ック」主宰、脚本家とし て「全裸監督」、映画監督として『タイトル、拒絶』(20)でデビューした山田佳奈。
今回発表となった参加者の内、
阿部進之介志尊淳柴咲コウは監督初挑戦となりました。

さらに、“選定クリエイター枠”として、419作品の応募の中から選ばれた、 Azumi Hasegawa、柴田有麿、駒谷揚の3名も参戦します。



中編はこちら

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