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ミラーライアーフィルムズ 山田孝之 × 阿部進之介 × 伊藤主税 × 松田一輝

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ミラーライアーフィルムズ (山田孝之 × 阿部進之介 × 伊藤主税 × 松田一輝)

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-特集- 渋谷カルチャーの明日 《後編》 『MIRRORLIAR FILMS』は日本の映画シーンを変えうるか⁉︎



ー特集ー

2021年、渋谷カルチャーの明日

《後編》

こんな時だからこそ、映画や音楽など、カルチャーのエネルギー、ワクワクを届けたい。 コロナ禍でもアクションを起こす人たちがいま見据える未来図とは?


Interview By Rui Konno
Photography By Sakiko Adachi
Direction By PROJECT ONE

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【座談】

山田 孝之 × 阿部 進之介
伊藤 主税 × 松田 一輝

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ちょっと足りない”っていう感覚がある現場の方が、生み出すエネルギーは強いかな。(阿部)

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できることからやってみようで良いんです。つくることに意味があるってことに気付いてほしい。(山田)

―山田さんがいらっしゃる前にみなさんにも伺いましたけど、みんなお金を稼ごうとすることが後ろめたい、みたいな日本の変な風潮は、少なくともこのプロジェクトでは変わって行きそうだなと思いました。

山田:それは自分の金だけを考えるからですよ。人の金を考えれば、顔をしかめられることはないから。

伊藤:“みんなで稼ぐ”ってことですね。みんなでちゃんとハッピーになることをしようっていう。

阿部:僕らだけ儲けて、って話だったら後ろめたいけど、そうじゃないから。

山田:……分配やめるか(笑)。

全員:えぇ!?笑

山田:そういうことをやって儲けること自体は簡単なんですよ。でも、お金を分配することでそれがちゃんとクリエイターの仕事になるし、次の作品にも繋げられる。そこが目的だから。

松田:持続性というものには対価が必要ですからね。

山田:それに、基本的に世界中でやってる映画祭とかは儲かるんですよ。協賛、めちゃめちゃつけるから。

松田:へぇ、映画祭が。日本はどうなんですか?

山田:日本でも儲かりますよ。映画祭という仕組みがもう、ちゃんと儲かるようにできてるんです。箱を用意することが一番の仕事で、そこをどう見せるかエンターテインして、ショーの演出を呼んだりとか、ゲスト呼んだりとかはするけど、作品をつくっているわけじゃないから。だけど、僕らは『ミラーライアーフィルムズ』で24作品、つくるわけですよ。

伊藤:プラス、映画祭って期間限定で上映されるだけなんですけど、『ミラーライアーフィルムズ』でぜひ注目して欲しいのが、“デビュー”なんですよ。この映画が、“劇場公開デビュー作”になるんです。

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山田:“イベント上映”じゃないってことです。確かなキャリアの第一歩になる。

伊藤:そうなんです。映画祭だと、そうはならないから。

山田:ずっとフェスに出てるのかワンマンライブをやってるかみたいなことですよ。

松田:それで、あとは配給がつくかどうかというところが次のステップですよね。

―実際にSeason1の9作品の舞台裏を少し覗いてみると、製作費10万円とか、制作期間8日間とかっていう記載があって驚きました。映画ってそれでつくれるの!?って。

山田:ほとんどの人がお金はかけてないですよ。419作品もあるので、みんながみんな、そんなにお金持ってるわけはないから。だから、できることからやってみようで良いんです。手持ちのiPhoneとかGoProとかで。デバイスも増えてきてるから。つくることに意味があるってことに気付いてほしくてやってるし、面白い、面白くないっていうのは好みの話ですからね。今回の36作品は僕らが選びましたけど、委員会メンバーを総取っ替えしたら、全然違うものが選ばれるでしょうし。

伊藤:お金をかけたから良いものができるかとか、面白いものができるかっていうのは人によりけりですしね。例えば5000万円かけてつくった映画と制作費50万円の映画、どっちが好き? って聞いても、人それぞれ違ったりすると思うので。

阿部:もちろんお金は必要なものではあるんですけど、あればあるだけ良いっていうことでもなくて。

山田:例えば「制作費、5千億円あります!」ってなったら、本当に「このペットボトルの形が気に食わないので、ここから変えよう」とかってなる(笑)。やり出したらキリがないです。

伊藤:1日1時間しか撮影しないとかね。ダメ人間になっちゃうかもしれない(笑)。

阿部:実際の感じとしては、“ちょっと足りない”っていう感覚がある現場の方が、生み出すエネルギーは強いかな。お金が潤沢にあるときの緩みって無駄をすごく生んだりするし。足りないものを補うアイデアとか、アクションがクリエイティブなものを生み出すことがあるから。それで厳しい状況をつくるってわけじゃないですけど、知恵を絞れる、エネルギーを使えるような環境にはした方がいいかな。

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―Season1が公開したばかりですけど、見えてきた光明や課題はありますか?

山田:希望はこのプロジェクト自体に感じてるから、そもそもすり合わせをしてひとつの方向に向かってます。課題は常にありますね。今の時点で10数作品、撮影してますけど、予算が全然足りないからもっと集めないといけない。それもSeason1をまず成功させて、2、3、4とつなげていくことで次がありますし。でも、まぁ支援者の方とか、お客さんもここに期待してくれて、「あそこに行ったら何が起きるか分からないよね」ってワクワクしながら行くっていう風になって欲しいです。そういうワクワク、他ではなかなか無いので。

伊藤:良いところで言うと、「映画をつくってみたい」とか、「中学校に映画部をつくりたい」とかって声が聞こえてきたり、某都道府県が映画づくりを教育に入れたりとかっていう風に、派生がすごいです。コンセプトからの派生が。『Season1』を上映して頂いた北京国際映画祭も、「映画をつくろう」ってところに賛同してくれたり、そこはすごいなって思います。課題は、多くの人にとってはまだ触れ合ったことがない世界って印象だと思うので、これをいかに継続して浸透させていくかっていうところですかね。それは楽しみでもあります。やってやるぞ! と。

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阿部:この映画を観る、とかじゃなくて『ミラーライアーフィルムズ』を観に行くっていう風になって欲しいなと思ってます。オムニバスを観にくるというか、コンセプトを観にくると言うか。形を捉えにくい、今までの習慣にないものを観に行くっていうのが、継続的に上映することで根付いていって欲しいなって。

―今までは、映画の事前情報をある程度認識した上で観るのが普通だった気がしますけど、9作品あるとそういうわけにも行きませんしね。

山田:順番も言ってないからね。

阿部:誰の作品かも初めはわからないし。

松田:ガチャみたいな(笑)。

山田:あらすじ読んでも覚えきれないから、とりあえず来たものを受け止めてみるっていう風に観てくれたら。

伊藤:情報量が多いですからね。9作品あるとその分のビジュアルと、監督の想いとストーリーとがあって、さらに出演者もいるので。

山田:そう。その中で残る作品がそれぞれ違うので、そこに会話が生まれるんですよね。観に行った友達と「どれ好きだった?」とかっていう風に。意外とそういう時って、「どれ嫌いだった?」ってならないと思うんですよ。まずはポジから。それで相手の好みを知るきっかけにもなるし。

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伊藤:ある映画ナビゲーターの方に、「ここだけの話、伊藤さんはどれが好きですか?」って聞かれて(笑)。「いや、ホントそれは……すみません」って答えたんですけど、「私は実はこれです」って。その会話が楽しかったですね(笑)。

山田:監督としては絶対嫌なんですよ、そんなことされるのは。だけど、監督のメンタルのためにこのプロジェクトは動いてるんじゃなくて、お客さんを参加型にして、そっちの発掘・育成するためだから。っていうことで、そういう仕組みはあった方がいいし、監督には現実としてそこをしっかり受け止めて欲しい。来る人の年齢もそれぞれだし、特定の監督のファンもいるんで、そうすると劇場に入っても投票する世代もいればしない世代もいる。しない世代のファンが多い人は票が下がるわけですけど、それが作品の良し悪しではないですから。

―映画館の来場者がアプリで気に入った作品に投票できるっていう仕組みもかなり新鮮ですよね。

山田:やっぱり僕らはみんな、立ち位置がバラバラなのがいいんですよ。わかりやすく区切っても俺と阿部ちゃんは俳優業が元にあって、伊藤さんはずっと映画をつくってるけど、松田さんのコーエンとか関根さんのフォッグはいわゆる劇作品をつくってきた会社じゃない。だけどその中でフォッグが、「ビーコンってシステムがあるんですけど」、って提案してくれたり。「劇場に入った人だけが投票できるんですけど」って。そうしたら、「あなたはどんな作品が好き?」って聞けるし、投票できるようにしたらいいじゃん! ってなる。僕らだけじゃ、そこにはやっぱり行きつかないんです。常にそういう感じですよ。

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伊藤:映画業界の方だけでつくってたら絶対行きついてないことが多いので、そこはありがたいです。

松田:逆に映画業界だけでやってきた人たちからしたら、このチームは怖いと思いますよ(笑)。「こんなことまでやって、データも取ってるの⁉︎」とか、「この先、何考えてるの?」とか思ってると思います。そういう意味でも、いいバランスになりましたね。

―これからつくる側も観る側も、もっとたくさんの人を巻き込んで大きくなって行きそうですね。

松田:最近出たiPhone13の製品発表でもありましたけど、新機能で“シネマティックモード”っていうのがあるそうなんですよ。タッチだけで映画っぽいピント送りができるとか。これまで以上に映画をつくりやすくなりそうですよね。

山田:何か、後からピントを合わせられるんですよね?

松田:確か、そうだったと思います。いよいよハードまでそういう時代になってきて、僕らもそういうプロジェクトをやっていて、“つくって出していこう”って時代の準備ができてるんじゃないかなって感じました。つくって出すっていうのがどんどん習慣化されて、観るっていうのが日常化していったら良いなと思います。

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伊藤:『ミラーライアーフィルムズ』もSeason1から4、それにその36本を上映する映画祭もあるので、総じてやりたいことが多すぎるんですよ(笑)。多すぎるんですけど、一個でも多く実現していけたら、撮ろうとしている方たちのプラスになると思ってます、頑張っていい形にしていくので、『ミラーライアーフィルムズ』を追っかけて欲しいですね。

山田:僕はとにかく参加してほしいです。映画監督というと難しく捉えられちゃいがちだけど全然そうじゃなくて、誰がやったっていいものだし、何より言葉では伝えられないことが意外と映画という形に落とし込むことで伝わったりもするので。ひとつの表現方法ということで、難しく考えずに楽しんで参加してもらえたら嬉しいです。

阿部:これから観る人たちには、何も考えずに観てもらいたいなって思います。つくる人たちに向けてのメッセージとしては、みんなSNSに動画をアップしたりするじゃないですか? それと大して変わらないと思うんですけど、映画にするとか物語にするとか、明確に強い意志を持って映像をつくると見えてくるものがまた変わってくるんですよね。こだわりも出てくるし。それまでただ映像を撮って上げてたのとは違う楽しみが出てくるので、ちょっと違った目線で動画を撮って組み立ててみると、きっと発見があると思います。そういう楽しみもできるから……iPhone13で(笑)。

松田:iPhoneの宣伝みたいになっちゃった。

全員:(笑)

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中編はこちら

前編はこちら

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Profile

阿部 進之介
1982年生まれ。大阪府出身。2003年に「ラヴァーズ・キス」で映画デビュー。近年の出演映画に『信長協奏曲』、『栞』(榊原有佑)、『キングダム』(佐藤信介)、『新解釈・三國志』(福田雄一)、『るろうに剣心 最終章 The Final』(大友啓史)など。『デイアンドナイト』(藤井道人)では企画・原案・主演を務めた。また、ハリウッドドラマ「SHOGUN」への出演が決まり、カナダ・バンクーバーにて撮影中。放送時期は未定。


伊藤 主税
1978年生まれ、愛知県出身。and pictures代表取締役。プロデューサーとして『青の帰り道』『デイアンドナイト』『Daughters』『ゾッキ』などを手掛ける。藤井道人・上田慎一郎・三島有紀子らが参加する短編映画製作プロジェクト『DIVOC-12』も公開中。映画製作をきっかけとした地域創生を推進し、多様なクリエイターの短編製作と地域ワークショップを連携させた「MIRRORLIAR FILMS PROJECT」を始動。教育事業にも力を入れ、2020年10月よりオンライン・アクターズ・スクール「ACT芸能進学校(A芸)」を開校。


松田 一輝
1981年生まれ、愛知県出身。KOUEN代表取締役。企画、プロデュース、キャスティング業務を主軸に企業CMやMVなどの製作も行う。最近では、Z世代のクリエイターを中心としたクリエイティブにも注力している。「MIRRORLIAR FILMS」プロデュースメンバーの一人として、より映画が身近になり、様々な垣根や世代を超えて良い作品が生まれる環境、仕組み作り、世界中の人に作品が届くプロジェクトを目指している。


山田 孝之
1983 年生まれ、鹿児島県出身。1999 年に俳優デビュー。2004 年「世界の中心で、愛をさけぶ」で主演を務め、第42回ザテレビジョンドラマアカデミー賞で主演男優賞を受賞。2005 年に映画『電車男』で主演を務め、社会現象に。また、映画『デイアンドナイト』『ゾッキ』ではプロデュース、ドラマ「聖おにいさん」では製作総指揮を務めるほかミュージカル出演などその活動は多岐にわたる。





10.27 解禁
「MIRRORLIAR FILMS」
Season2 参加監督

Season1は、安藤政信、枝優花、武正晴、花田陵、三吉彩花、山 下敦弘と、一般クリエイター、⻄遼太郎、針生悠伺、藤原知之の9監督が参加し、
北京国際映画祭でのワール ドプレミア、金沢でのジャパンプレミアを経て9月17日より劇場公開。
9日間連続で日替わりゲストによる舞台挨拶を 行うなど1年間にわたるプロジェクトが華々しくスタートしました。

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大盛況の余韻が冷めやらぬ中、
Season2 の参加監督を発表!

本プロジェクトの発起人の一人でもあり、
『デイアンドナイト』では主演を務めた他、企画にも携わるなど俳優だけに留まらない活躍をみせる阿部進之介
『ラスト・ナイツ』(15) でハリ ウッド進出を果たした他、天童荒太の小説「悼む人」 のハリウッドでの実写版映画の撮影を控えている映画監督・紀里谷和明
大河ドラマ「⻘天を衝け」に出演するなど若 手実力派俳優として活躍が目覚ましい 、俳優のみならず、昨今はレトロワグラース代表としての顔も持ち、 YouTube など活動の領域を広げている 、 『幼な子われらに生まれ』(17)で第 41 回モントリオール世界映 画祭で審査員特別大賞など多数受賞した映画監督・三島有紀子
2010年より劇団「□字ック」主宰、脚本家とし て「全裸監督」、映画監督として『タイトル、拒絶』(20)でデビューした山田佳奈。
今回発表となった参加者の内、
阿部進之介志尊淳柴咲コウは監督初挑戦となりました。

さらに、“選定クリエイター枠”として、419作品の応募の中から選ばれた、 Azumi Hasegawa、柴田有麿、駒谷揚の3名も参戦します。



中編はこちら

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