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Hiromichi Ochiai

Hiromichi Ochiai Creative Director

落合宏理 ファッションデザイナー

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落合宏理 (ファッションデザイナー)

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3)FACETASM、Convenience Wearのデザインを手がける落合氏の仕事術とプライベート

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INTERVIEW(3/3 page)


Photoguraphy By YUICHIRO NOMOTO
Text By:YUKIKO TAKEDA
Direction By PROJECT ONE

職歴を教えてください。

文化服装学院を出て、テキスタイル会社に入社しました。東京のモードシーンを創るオリジナルのテキスタイル会社に入って8年働きました。そこで、さまざまなアトリエでいろいろなデザイナーの方と仕事をしたことで、どこかに染まることもなく◯○っぽいとかもなく、経験を積めたのが良かったと思います。30歳までにブランドをやりたいという思いが漠然とあって、30歳になる前の5月に『ファセッタズム』を始めました。それから15年やっていて、その中で、アルマーニさんに呼んでいただいてミラノコレクションで海外デビューしたり、リオオリンピックの衣装を担当したり。ナイキやリーバイスとのコラボレーションもありましたが、自分の中で一番大きかったのは、オリンピックの衣装ですね。

オリンピックは全世界に対してクリエーションを見せるということが自分自身にとってとても大きなことでした。でも、そこでもデザイナーの名前なんて必要ないんですよね。重要なのは、みんなでどう創り上げていくか。そこで出会った振付師のMIKIKOさんがその時のボスだったんですけど、MIKIKOさんは本当に素晴らしかったですね。プロジェクトの成功は、リーダー次第だと思いました。リーダーは全体を見て、全員がいいといえない中で、みんなを引っ張っていく力が必要で。気持ちの大きさと愛の深さなのかなと思いました。利権とかさまざまな問題がある中で、それぞれの担当が集中する場所を創るのがリーダーの役割だと思いましたね。

人生のターニングポイントがあれば教えてください。

すべては人との出会いなんで、過去を振り返ることはあまりしないのですが。2014年にラブというショーがあって。そのショーを見たアルマーニさんが、ミラノコレクションでデビューしようって、声をかけてくれました。アルマーニテアトルに呼んでいただいてショーをやったのですが、それがターニングポイントですね。業界の話ですが、東京から出て海外でショーをやるとなると、準備期間が短いんです。東京はショーの発表が世界で一番遅くて、ミラノは早く、ロンドンの2週間後。スケジュールをいつもより2、3カ月巻いて進めなきゃいけないのが大変だったのですが、そのおかげで世界のスケジュールに入ることができたし、世界で表現する覚悟ができたともいえます。あれで声をかけていただけなければ、ずっと東京のペースでやっていたのかなと思います。強引な動きをしてしまったけれど、振り返ってみると、あれがとても良かったと思います。

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今、何か夢(目標)はありますか。

ブランドとしていいデザインを創るのは夢でもあり目標でもあるんですが、自分がそのままやっていることで夢が見つかったらいいですね。これまでやってきたことが全部成功しているわけではないし、満足していることだけじゃなく悔しい思いもしてきているので。


渋谷(区)について
渋谷(区)は落合さんにとってどんな場所ですか。

僕が板橋から出て一人暮らしをし始めてから、渋谷区から出たことがないですね。恵比寿、笹塚、千駄ヶ谷、原宿、参宮橋。全部渋谷区内です。渋谷は生活の拠点でもありますけど、原宿にいることが多かったから、夜は人がいなくて静かだし。その独特なリズムが村っぽくて、心地よくて。移動は、やっぱり車より自転車、バイク。空気を感じていたいんですよね。渋谷の空気が好きなんだと思います。思い返してみると、東コレに出ていた時はFACETAMのショーもずっと渋谷のヒカリエで行ってました。

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渋谷がどんな街であって欲しいですか。

僕が若い頃は、若い子たちが行動を起こす、夢を叶える場所が渋谷であり、原宿でした。これからも夢を叶えてお店を持つとか、ブランドをやるとか。そういう街であり続けていてほしいですよね。

渋谷で「こんな楽しいことをやりたい」というアイデアがあればお願いします。

春巻きの美味しいお店ができてほしいですね。あまり、春巻きってないですよね?  春巻きフェスとかやってほしいです。生春巻きじゃなくて、揚げ春巻きですね(笑)。

渋谷が世界でも面白い都市だということは、みんな知ってます。だからこそ、渋谷らしさがあればいいと思います。渋谷って、自由のようで制限も多くて自由が利かない一面もありますよね。ハロウィンとか、あのちょっと間違えた感じというか。ああいう間違えた感じも面白いです。真面目にアートというよりも、あえてそっちが面白いと思います。

渋谷でお気に入りのお店があれば教えてください。

たくさんありますが、小さい頃から本屋が好きで、今は変わってしまいましたが、『タワーレコード』の本屋タワーブックスが好きでしたね。あと、青山ブックセンター。ワタリウム美術館も好きですね。タワーレコードの本屋には、意味もなくよく行っていました。素晴らしいレアな本をいっぱい売っていましたから。

あとは、松濤にあった頃の『アップリンク』も好きでよく通っていました。1万円でブラックパスポートが作れて、映画見放題だったんです。テキスタイル会社時代は、ずっと行っていましたね。


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PROFILE
1977年東京都生まれ。1999年に文化服装学院を卒業し、テキスタイル会社に勤務。その後、2007年に自身のブランドである「FACETASM(ファセッタズム)」をスタート。2016年に第34回 毎日ファッション大賞にて大賞を受賞。同年開催のリオ五輪閉会式では「フラッグハンドオーバーセレモニー」の衣装製作を担当。2021年よりクリエイティブディレクターとしてファミリーマートによるブランド「Convenience Wear(コンビニエンスウェア)」も手がけている。


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